退職金 うまく運用するコツは 長期分散投資です 情報しっかり 集めましょう。

退職金のようなまとまったお金を運用するうえで、アタマにいれておいきたい考え方があります。
それは「長期投資」と「分散投資」の2つです。
例えば100万円のお金を倍の200万円にしたい場合、
仮に複利金融商品で運用したとして5年で倍にしようとすれば
年率14.4%でないと達成できません。
一方15年であれば年率4.8%で達成できます。
長期で運用するということは、それだけ確実性が高まるということなのです。


一方、もしいま話したパーセンテージで運用しようとした際、ひとつの商品に全額投資するのと、
例えば20万円ずつ5口に分けて、
高利回りのものから安全性の高いものまで組み合わせるのではどちらがより安全でしょうか。
組み方にもよりますが、一般的には組み合わせたほうがより確実性が高まります。
これが分散投資の考え方です。
分散投資は運用対象を分けるだけでなく、投資の時期をずらして分散するという方法もあります。


退職金運用のツボは、まず自分のライフスタイルを決め、
すぐにいるお金と、5〜10年後まで使わないお金とに分けて、
当面使わなくてもよいお金について長期投資や分散投資を行う、というところでしょう。
もちろん、自分で勉強してというのもよいでしょうが、
時には身近なプロのアドバイスを受けるというのも必要だと思います。
表面の利率だけに惑わされず、
手数料や税金など目に見えにくいコストをチェックするのもポイントです。


そして自分のことだけでなく、
将来の相続や贈与のことも考えたプランニングをすることも大切だと思います。
例えば現金資産ばかりでなく、一部を不動産にしておく。
代表的なのは、ローンを絡めてアパートを建て年金資産の確保と相続対策を行う方法。
退職後にローンを組むなんて不安があるかもしれませんが、これが最適な方法という方もいらっしゃいます。
また相続における納税資金を確保するという目的で一部を生命保険で運用するなど、方法はさまざま。


ぜひ身近なプロを活用して、自分にあった退職金活用を考えてください。
すべては自分と家族が安心して暮らすためですから。


ということで3週に渡って老後の生活と退職金をテーマに話してきましたが、いかがでしたか。
もしもっと詳しい話を聴きたいということであれば、
ぜひ私FPおくだっちまでお気軽にお問い合わせください。