未払いの 問題解決 図るには コミュニケーション 大切です


FPおくだっち(以下 奥):こんばんわ。


安達(以下 安):こんばんわ、安達です。


奥:3月も中旬ですね。


安:年度末に向け、仕事がたくさんでそろそろ焦りも出てきました(笑)


奥:焦るといえば先週はかなりキワドイ話で、ちょっと焦りました。


安:『未払いバブル』の話ですね。ただ、話をしていてなんですが、
  実際に起こるかといわれると、可能性は低いと思います。


奥:『未払いバブル』というのは、残業などの時間外割増賃金の未払い問題のことですね。
  そうなんですか?


安:過払い請求と違い、残業何時間で金額いくら、だけでは片付かない難しさがあります。


奥:なるほど。


安:何が難しいかというと、労働時間と労働内容の把握。
  サービス残業を強要するのは論外ですが、
  準備のために自主的に早出、残業をする場合はどう判断するのか。
  そして密度濃く仕事して残業しない人とのバランスをどうするのか。等々…。


奥:確かにそうですね。
  いい仕事しようと思えば、早く来て準備するのは当然という意見もありますし。
  だらだら仕事して残業たくさんというのも、ちょっとね。

  
安:それらを考えると、実際には『未払いバブル』は起きないのではないかと。


奥:そうですか。あくまで可能性がある、というレベルなんですね。


安:社会保険労務士の立場としては、
  やはり日頃の労働環境や労使のコミュニケーションが重要になることをお伝えしたいですね。
  同じ内容でもコミュニケーションひとつで問題になったりならなかったりしますから。


奥:確かに。日頃から経営者の想いや会社の進む道の共有、そして働きやすい環境づくり。
  日頃の積み重ねがものをいうということです。気をつけたいものです。
  ということで今日はここまで。