見聞録 最終回と なりました 皆さま応援 感謝です 


FPおくだっち(以下・奥):こんばんわ。


安達:こんばんわ、安達です。


奥:いよいよ本日が最終回です!あ〜こうなると寂しいですね。


安達:ええ、本当にそうですよね。


奥:先週、このコーナーが200回以上放送をしたという話をしましたが本当に寂しいです。
  しかし、番組は終わりますが、我々の仕事は続きます。
  ということで、今後に向けての決意表明をお互いにしましょう。


安達:了解です。私は社会保険労務士が本職なのですが、
  目指したいのは人を大切にする組織づくりですね。やはり人あっての企業ですから。
  人も会社も幸せになれる組織作りの応援をしていきます。
  『オフィス安達』という屋号でHPもありますので、ぜひ一度チェックしてみてください。


奥:社会保険や組織の話は、FP業務にも関わってきますからね。
  私はFPおくだっちということでかれこれ4年、
  ファイナンシャルプラン業をやらせいただいておりますが、
  これからも家を建てたい、ライフプランを見直したい、
  といった様々な要望にしっかりお答えしてまいります。
  特に、住宅ローンに関する情報は氾濫し過ぎですからね。
  あとは中小企業とその社長が明るく元気になれるよう、
  財務や人、保険の相談を軸にサポートしていきます。


安達:あなたの未来を元気にします、がモットーですものね。


奥:はい。『F&E』のFはFutureの“F”、EはEnergyの“E”ですからね。
  おっと、つい熱がこもってしまいました。


安達:確かにFPという職種は、欧米では存在価値の高い職種ですからね。
  日本でももっとFPを活用する文化が根付けばいいですが。


奥:そうですよね。ぜひ金融機関と消費者をつなぐ橋渡しのような存在になりたいです。
  銀行出身てこともありますし。  


安達:引き続き、2人ともがんばっていきますので、応援をよろしくお願いします。


奥:ということで番組は終了です。皆さん、長い間お世話になりました。


奥田&安達:皆さん、ありがとうございました!

見聞録 残り放送 1回です 有終の美を 飾ります   


FPおくだっち(以下・奥):こんばんわ。


安達:こんばんわ、安達です。


奥:急な発表なのですが・・・実はこのコーナー、あと2回で終わりなんですよね。


安達:ええ、ギリギリまで発表していなかったのですが、終わるんですよ。


奥:そうなんですよ。まるで転勤族が直前まで秘密を守るみたいな感じで(笑)


安達:結局このコーナー、何回放送したんですか。


奥:2006年4月から、かれこれ200回以上お届けいたしました。


安達:私は昨年の夏からなので、まだ記憶に新しいところではありますが。


奥:丸4年ですからね。本当にお世話になりました。
  3分の短時間とはいえ、振り返るといろんな話題がありましたね。
  時代を反映するというか。


安達:私は昔の放送は聞いていなかったけど、4年もやれば実際そうでしょうね。


奥:そのあたりはラジオブログ(このブログ)で過去の放送内容をチェックしてください。
  住宅ローンひとつとっても、その時代背景で内容が変わっていますから。
  ここ最近多くやっている住宅資金セミナーでも、ブログからネタを引っ張ったりもしますし。  


安達:私もあとで見てみます(笑)


奥:ラジオの前でお聴きいただいている、という経験も凄く貴重でした。


安達:私が登場してからはグダグダでしたけどね(笑)


奥:ははは。そんなことないですよ。
  今日も時間になりました。あと1回、しっかりお話をして、有終の美を飾りたいと思います。

未払いの 問題解決 図るには コミュニケーション 大切です


FPおくだっち(以下 奥):こんばんわ。


安達(以下 安):こんばんわ、安達です。


奥:3月も中旬ですね。


安:年度末に向け、仕事がたくさんでそろそろ焦りも出てきました(笑)


奥:焦るといえば先週はかなりキワドイ話で、ちょっと焦りました。


安:『未払いバブル』の話ですね。ただ、話をしていてなんですが、
  実際に起こるかといわれると、可能性は低いと思います。


奥:『未払いバブル』というのは、残業などの時間外割増賃金の未払い問題のことですね。
  そうなんですか?


安:過払い請求と違い、残業何時間で金額いくら、だけでは片付かない難しさがあります。


奥:なるほど。


安:何が難しいかというと、労働時間と労働内容の把握。
  サービス残業を強要するのは論外ですが、
  準備のために自主的に早出、残業をする場合はどう判断するのか。
  そして密度濃く仕事して残業しない人とのバランスをどうするのか。等々…。


奥:確かにそうですね。
  いい仕事しようと思えば、早く来て準備するのは当然という意見もありますし。
  だらだら仕事して残業たくさんというのも、ちょっとね。

  
安:それらを考えると、実際には『未払いバブル』は起きないのではないかと。


奥:そうですか。あくまで可能性がある、というレベルなんですね。


安:社会保険労務士の立場としては、
  やはり日頃の労働環境や労使のコミュニケーションが重要になることをお伝えしたいですね。
  同じ内容でもコミュニケーションひとつで問題になったりならなかったりしますから。


奥:確かに。日頃から経営者の想いや会社の進む道の共有、そして働きやすい環境づくり。
  日頃の積み重ねがものをいうということです。気をつけたいものです。
  ということで今日はここまで。

過払いの 次にくるのは 未払い賃金 残業代が 問題に


FPおくだっち(以下 奥):こんばんわ。


安達(以下 安):こんばんわ、安達です。


奥:さすがに3月、忙しいですね。


安:年度末ですからね。


奥:最近、大阪に毎週のように行っているのですが、
  電車に乗ってよく目にするのは『過払い請求』等の広告なんですが、
  司法書士さんや弁護士さんだの・・・本当に多いですね。


安:いわゆるグレーゾーン金融の。


奥:そうですそうです。『過払いバブル』とでも言いましょうか・・・
  かなり儲かっているようですよね。


安:トラブルも多いようですけどね(苦笑
  あまり儲け過ぎというのも微妙な話かなと思ったりして。
  そうそう。バブルといえば、次は何バブルが来るかご存じですか?


奥:これだけの不況ですからねぇ・・・分かりません。


安:今までは払い過ぎの『過払いバブル』だったのですが、これからは
『未払いバブル』が来るようです。


奥:未払い、ですか??


安:そうなんです。
  残業代の未払いバブルが来る、というのが、昨今言われているんですよ。


奥:うーん・・・そればかなりディープな内容ですね(苦笑


安:ははは。
  私と同業の社会保険労務士の方などは気がついている方も多いと思いますが、
  これは、いわゆるサービス残業をいままでしてきた方が、
  ここにきてキチンと請求しようという動きなんですね。
  今までもサービス残業というのは実際にあったんですけれど、
  会社を辞めなければ請求するということが難しかったんです。
  ここにきて、転職や退職、リストラも含めて辞める方が増えてきたことを受けて、
  この機会に請求しよう、という動きがどうやら増えるんじゃないか、
というバブルなんですよ。


奥:なるほど・・・
  ちょっとここからは長くなりそうなので、今日のところはこれまで。

親からの 資産の引き継ぎ スムーズに 使える制度を 知っておこう


FPおくだっち(以下・奥):こんばんわ。


安達:こんばんわ、安達です。


奥:3月ですねぇ・・・春ですよ。


安達:そうですね。おくだっちは、まだ確定申告が終わっていないので春は来ませんよ(笑)


奥:ははは。がんばります(苦笑)
前回に引き続き、今日も贈与税のお話です。
住宅を購入する際に、役立てたい制度のひとつに『相続時精算課税制度』というものがあります。


安達:何やらまた難しそうなコトバですね。


奥:簡単に言うと、通常は財産を生前贈与したとき、贈与税が課税されるのですが、
そのタイミングではなく、相続が発生した際に、生前贈与した分もまとめて計算する制度です。
もちろんいくつか要件はありますが、住宅購入の際は3500万円までの枠があります。
非課税ではなく、将来的に相続が発生した際に、まとめて精算しますよ、という話なので
注意は必要なのですが、結局相続税のかからない家庭であれば、使いやすい制度です。


安達:相続税自体、国民全体の4%程度が支払うもので、
一般家庭ではあまり想定していませんからね。
毎月、何百万も誰かからもらえるような一般市民もいないでしょうから・・・(笑)


奥:ははは・・・
住宅資金の贈与を受けるときには、どちらの制度を利用するのがよいか
比較検討してみるのも一つだと思いますよ。
まずは先週お話した非課税枠の方を使ったほうがよいと思いますが、
そういった方法もあるということは知っておいて損はないと思います。


安達:そうですよね。とにかく大きな買い物に違いありませんし、
自己資金だけでは足りないので親御さんから借りるという話は多いようですからね。


奥:ただ『相続時精算課税制度』というのは難しい面もありまして、
一度届けを提出すると、その後は毎年110万円の基礎控除が使えませんし、
一万でも贈与を受ければ申請しないといけないとか、運用面に難しさもあります。


安達:住宅購入を決めたら、キチンと将来設計というか、
お金の動きを見極めて、より効果的な制度を利用するということですね。


奥:そうなんです。
税理士さんにも、この手の制度についてあまり詳しくご存じでない方はいらっしゃいます。
制度がコロコロ変わってしまいますからね・・・
注意は必要ですが、興味のある方は検討されてみてはいかがでしょうか。

では、今日はここまで。

贈与税 非課税枠が 拡大中 申告するの 忘れずに

FPおくだっち(以下・奥):こんばんわ。


安達:こんばんわ、安達です。


奥:いよいよ確定申告の季節ですね(笑)


安達:済みましたか?


奥:いやいやいや・・・(苦笑)もう毎年のことながら、遅くなるんですよ。


安達:私もギリギリで・・・去年は期日前日に何とか間に合わせたような状態です。


奥:事業主ですからね、キチンとやらなければ、というのは自覚しているのですが
なかなか思うようには片づけられないですよね・・・。反省です。
さておき。この時期は、贈与税の申告もあるんですよね。
平成21年中に贈与を受けた方は、申告をしないといけません。


安達:なるほど。


奥:住宅取得に関する贈与というのは、ここ数年、非課税枠が広がっており、
去年は500万円の特別枠が設けられていました。


安達:昔はもっと安かったですよね。400万でしたっけ?


奥:五分五乗方式といって、110万の5年分先取りです。
なお昨年の贈与について、3月15日までに贈与税の申告をしないと、
非課税の枠が通常通り110万になってしまいますので、
住宅資金の援助を受けた方は、ぜひ急いで申告していただきたいと思います。
それはさておき、なんとこの平成22年度中に入居される方は、
その特別な非課税枠が1500万円にまで拡大されているんですよ。


安達:細かい話ですが、今年度入居で贈与自体は昨年度の場合はどうなるんでしょうか。


奥:それは今回の申告です。
今回申告していただくのですが、家自体は完成していませんので、
請負契約等の書類を提出しないといけません。
あくまでも贈与された年月をベースにして申告しますのでお忘れなきよう。
仕事柄、住宅資金についてのご相談を多くいただきますが、
贈与税相続税についてみなさんの関心は高いと感じますよ。


安達:相続税の心配までしないといけないような家づくり・・・うらやましいですね。


奥:国としても、家を建ててもらって消費拡大を狙っていますからね。
今年度は1500万円、来年度は1000万円の非課税枠を設けていますので、
親御さんからの援助が受けられるという方は、ぜひこの機会に検討されては?と思います。


安達:キチンと申告して、いい家を建てて欲しいですよね。


奥:そうですね。時間になりましたので続きはまた来週。

銀行よ いまこそ襟を 正すとき 人と企業を 育てる役目を


FPおくだっち(以下・奥):こんばんは。


安達:こんばんは、安達です。


奥:先週は、住宅ローンの返済条件についてお話しましたが、今日はその続きです。
3月を越えると・・・施政が変わるような予感がしています。
というのも、今回の法案を受けて、
実際にどのくらい返済条件を見直ししたのか?相談件数はどのくらいあったのか?という実態を
各銀行は金融庁に報告をしないといけないのですが、その報告の期限が3月末なんですよ。
当然、その報告結果を受けて、何らかの変更・修正はあるのではないか?という予測です。
そもそも、この「モラトリアム法案」というのは時限性が高いので、
途中で条件が厳しくなる可能性は高いんですよね。
銀行の方に、ちょっと様子を伺いましたが、
実際の条件変更というのは、よほどの事情がない限りまずやりません。
それを国が後押しして?強制的に??「やりなさい!」と指示するわけですから・・・
銀行も、どうやっていい落とし所を見つけるのか?と考えるワケですよね。
先週お話したように【担保が取れるし保証会社も入るし・・・】ということもありますから、
無担保の中小企業向けの融資よりも着手しやすいうえに、
個人の住宅ローンの返済条件変更をしっかり実行した方が、多くの方のお役にも立てますからね。


安達:シロウト考えではありますが、住宅ローンの返済期間を35年から40年に延ばした場合、
金利が変わらないのであれば銀行は得するような気がするんですが・・・


奥:そうなんですよ。
詳細は割愛しますが、元利均等返済であれば、支払期間が延びれば払う側の負担が増えるんです。
目先は安くなるんですが、実際の総支払額はさほど減りませんからね。
そういう意味では、もっと思い切った返済条件変更も検討してみればいいと思うのですが、
銀行自体の体力も弱っていますから難しいんですよね。


安達:大きなところも取引先の倒産とか債権放棄とかありますからね。


奥:銀行の取り組む姿勢も、非常に事なかれ主義を取っているように思えて残念でなりません。
この機会に、銀行も目を覚まして、本来の【人と企業を育てる】ということを実行して欲しいですね。


安達:おぉ。区民銀行でしたっけ?外国人向けの少額貸付?ああいうのがあればいいですよね。


奥:銀行というのは、社会的意義の大きい仕事ですからね。
ポリシーを持ってやってもらいたいものです。

それでは、今日のまとめです。