もったいない その一言で 何かが変わる。

先週のまとめで「もったいない」という言葉を私つかいました。
適当に使ったワケではなくて、
実は今年の経済のキーワードは「もったいない」であると、私は思うんですね。
ということで、今日は「もったいない」をビジネスに生かして成功したとある会社の話をしたいと思います。


神戸にある引越業者さんが、このたび事務所を移転・新築されました。
決して景気が良いとはいえない引越し業界ですが、
ここの会社はすごく順調で、近いうちに隣に工場も新築するとのコト。


その秘訣を社長さんに伺ったところ、全ては「もったいない」から始まったとのことでした。
そもそもは、引越し業者特有の廃棄物処理からでした。
その会社は実は産業廃棄物処理の免許を持ってはいたのですが、
実働部隊がなく、ずっと違う業者さんにお願いをしてたそうです。


ところがひょんなことから「せっかく免許があるのに使わないともったいない」ということで
自社で産廃部門を作り、そこで自社引越しに関わる廃棄物の処理をスタートしたそうです。
で、そのうちその産廃部門を自社だけで使うのはもったいないということで
他の業者から引取りをはじめて、それが一般家庭のごみにまで範囲を広げ、
今では引越し部門以上の売上げを上げる部となったそうです。


おまけに今回の新築事務所、備品はすべてリサイクルだとか。
タダで事務所備品がそろっちゃったって話です。
ほんと、何がきっかけになるか分かりませんね。


でもこれは、もったいないという考え方で、
できることから地道に始めたことがもたらした結果です。
これって何も会社だけじゃなく、私たちの一般家庭でも同じことができると思いませんか?


ということで、今年は「もったいない」の精神で、家計のムダをなくすことを提案します。
何も難しいことしなくても、
ごみを減らす、いらないものは買わない、ということでも十分だと思いますよ。
私も今年はもったいないの精神で1年すごしていきたいと思います。