医療保障 商品選ぶ その前に 自分のカタチを 考えよう


FPおくだっち(以下・奥):はい。ということで今週も始まりましたFPおくだっちの情報見聞録。それにしても、やりましたね、日本!


梅太郎(以下・梅)こんばんは、梅太郎です。WBCですね。感動しましたね〜。2連覇ですよ、2連覇。


奥:なんてったって世界一ですからね〜。ほんと、感動を与えてもらいました。


梅:この勢いで日本の景気もぱ〜っと回復するといいですね。
おっと、WBCの話題はそれくらいにして、本題にすすみましょう。時間がなくなっちゃいますよ。


奥:そうでした。こちらも好評いただいております特別企画『中学生でもわかる!お金との付き合い方』ですね。


梅:先週までは保険、なかでも残してあげるお金の話が中心でした。
残してあげるお金、つまり遺族保障の目安は生活費だという話でしたね。


奥:生活費としていくらのお金を、自分が何歳になるまで準備すればよいかを考える。
まずはシンプルにいきましょうという話でした。
では今日は自分で使うための保険。入院や治療費に対する備えの話です。


梅:いまやいろんなネーミングの医療保険が登場し、選ぶのも大変ですよね。


奥:そうですね。ひとくちに医療保険といっても、支払われ方はいろいろです。
一般的な医療保険は、入院給付金、手術給付金がベースになっており、
そこに成人病とか女性特有の病気とかに対応する特約がセットされるものが多いようです。
支払いも入院1日あたりいくら、というのが基本ですね。


梅:よく、入院給付金はいくらにするのがいいのか、というのが話題になりますよね。
あと、入院何日目から支払われるのか、も関心の高いポイントです。


奥:そうですね。いくらの入院給付金なら安心できるのか。これは考え方によって大きく異なります。
入院しても健康保険がつかえるなら、3割負担に備えればいいし、
高額療養費制度を使えば1日5,000円でも十分という説もあります。
一方で、差額ベッド代や食費光熱費なども考えて、最低1万円は必要という説もありますし。


梅:これは悩ましいですね〜。なにか解決策はあるのでしょうか?


奥:大切なのは、保険でどこまで準備すべきかを自分で考えることです。
医療保険はそのほとんどが保障だけ買う、いわゆる掛け捨て型ですから、
あまりたくさんの保険料を払い続けるのはオススメできません。
たとえばまずは終身保障の医療保険を5,000円準備して、余力があれば上乗せしていくというのも有効です。


梅:そうか。
逆に手持ちのお金がなく、もし入院したら治療費以外も用意しとかないとヤバイ、心配だという人は
1万円とか1万5千円とかを準備すればいいんですね?


奥:そのとおり!あと、最近は入院できる期間が短くなっているので、短い入院にも対応できるものがいいですね。
欲をいえば入院日数に関係なく、一定額や実費が支払われるものがいいです。
最近登場した、実費を支払ってくれる高度先進医療特約はおすすめですね。


梅:そうか。なんだか奥が深いですね。


奥:本当に使える保険にするためには、考えることが必要です。
大切な自分のお金ですからね。しっかり考えて、自分にあったカタチをつくりましょう。