現在と 将来の価値は 異なります 金額だけ見て 安心しないで


FPおくだっち(以下・奥):ということで今週も始まりましたFPおくだっちの情報見聞録。1月も今週で終わりですね。

梅太郎(以下・梅):こんばんは、梅太郎です。
これからは風邪、特にインフルエンザが流行る時期ですから、手洗いとうがいをしっかりして対策をとりましょう。


奥:さて、先週まで3回にわたり銀行にはお金を預けるな?というテーマでお話をしてきましたが・・・
実はもうひとつ銀行預金に預けっぱなしにするには問題があります。


梅:え、なんですか?その問題って。


奥:今の1万円と、10年後の1万円の価値は違うということです。
今から10年前、ジュースの自動販売機は1本100円でしたよね。
でも今は120円出さないとジュースが買えません。


梅:確かにそうだ。アイスやお菓子も値上がりしてますよね。


奥:そう。私達が考えておくべきことの中に、モノの値段は変わるということがあります。
昔、デフレと言う言葉が流行りましたが覚えてます?


梅:はい。いろんなものが安く買えるようになりました。


奥:日本は10年以上不況に苦しみましたが、モノの値段も下がった為助かった部分がかなりありました。
でも、今回の不況では、モノの値段はさがるものと上がるものがはっきり分かれています。


梅:パンやチーズなど、身近な食材などは値上がりしたままですよね。


奥:今回の不況の問題は、モノの値段、特に生活必需品の値段が下がらないということなんです。
可能性でいえば、今の1万円と10年後の1万円では、価値が違ってくる可能性が高い。
銀行預金に預けて安心だと思っていても、お金自体の価値がさがり結局は損をしてしまうことだって充分ありえるわけです。


梅:そうか。10年後でも変わらぬ価値であるために、工夫が必要だということなんですね。


奥:そのとおり。投資信託や株式のよいところは、それらは価値の変化に対応できるのです。
理論の話は後日するとして、銀行預金が100%安心と過信するのは禁物だということです。
お金の使い道、必要な金額、それを準備するのに使える時間を決めて、バランスよく運用することが大切です。


梅:なるほど。フカイですね・・・。来週も宜しくお願いします。