銀行は 預金集めは 消極的 ほかに方法 あるからね


FPおくだっち(以下・奥):ということで今年もはじまりましたFPおくだっちの情報見聞録。
皆様、新年あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。


梅太郎(以下・梅):皆様、あけましておめでとうございます。梅太郎です。
いや〜、スタートしましたね。2009年。年末年始もあっというまに過ぎました。
今日から仕事はじめという方も多かったのではないでしょうか。


奥:そうですね。我々も今日から心も新たに、がんばっていきましょう。


梅:今日から特別企画『中学生でもわかる、賢いお金との付き合い方』も再開ですね。
ということで、早速今日のテーマをお願いします。


奥:今日のテーマはズバリ!「銀行には、お金を預けるな?」です。


梅:おおっと。おとそ気分も一気に吹き飛ぶ過激発言ですねえ。


奥:はは。いや、別に喧嘩を売っているわけじゃありませんよ。
ただ、銀行といえども一企業。利益を出さなければやっていけません。
儲からない商品はできるだけ売りたくないのが銀行の本音です。
もっと言うと、銀行にとって預金は儲からないから、できるだけ減らしたいのが正直なところだと思いますよ。


梅:ええっ、そうなんですか?ボーナスキャンペーンとかよくやっているのを見ますけども。


奥:よ〜く見てみると、ほとんどが外貨や投資信託とのセット販売ですよ。
定期預金単独の場合は、大口か、あるいは手間のかからないATMからの預入か、といったところです。
金利1%上乗せ、と言っても大体は6か月以内。短いところは1か月、なんてのもありますね。


梅:そうなんですか・・・。ぱっと見ただけでは分からないものですね。


奥:それが作戦だったりしますからね。
もともと銀行は、預金を集めてそれを元手に会社や個人にお金を貸して、そこで儲けるカタだったのですが、
今は貸出できる先も限られるので、さほど預金を集める必要がないんですね。
さらにわざわざ預金でお金を集めなくても、銀行同士のやりとりで安く借りれる仕組みもありますし。


梅:昔ほど預金のありがたみがない、ということなんですか。


奥:そうなんですよ。さらにさらに、現在、銀行に万一のことがあった場合には
1000万円とその利息までは保護される預金保険という制度がありますが、
その運営費をどれくらいまかなうのかが、預金量の多い少ないで決まるんですね。
つまり、預金をたくさんもっているとそれだけ預金保険にたくさんお金を払う必要があるので、
預金は最小限で抑えたい・・・というのが銀行の本音だと思います。


梅:これは衝撃の事実ですね。預金集めは銀行の基本だと思っていたのですが、そうじゃないということですね。


奥:はい。この話には続きがありますが、今日は時間になったので来週話しますね。


梅:そうですか・・・。これは面白くなってきましたね。来週も宜しくお願いします。