贈与税 非課税枠が 拡大中 申告するの 忘れずに

FPおくだっち(以下・奥):こんばんわ。


安達:こんばんわ、安達です。


奥:いよいよ確定申告の季節ですね(笑)


安達:済みましたか?


奥:いやいやいや・・・(苦笑)もう毎年のことながら、遅くなるんですよ。


安達:私もギリギリで・・・去年は期日前日に何とか間に合わせたような状態です。


奥:事業主ですからね、キチンとやらなければ、というのは自覚しているのですが
なかなか思うようには片づけられないですよね・・・。反省です。
さておき。この時期は、贈与税の申告もあるんですよね。
平成21年中に贈与を受けた方は、申告をしないといけません。


安達:なるほど。


奥:住宅取得に関する贈与というのは、ここ数年、非課税枠が広がっており、
去年は500万円の特別枠が設けられていました。


安達:昔はもっと安かったですよね。400万でしたっけ?


奥:五分五乗方式といって、110万の5年分先取りです。
なお昨年の贈与について、3月15日までに贈与税の申告をしないと、
非課税の枠が通常通り110万になってしまいますので、
住宅資金の援助を受けた方は、ぜひ急いで申告していただきたいと思います。
それはさておき、なんとこの平成22年度中に入居される方は、
その特別な非課税枠が1500万円にまで拡大されているんですよ。


安達:細かい話ですが、今年度入居で贈与自体は昨年度の場合はどうなるんでしょうか。


奥:それは今回の申告です。
今回申告していただくのですが、家自体は完成していませんので、
請負契約等の書類を提出しないといけません。
あくまでも贈与された年月をベースにして申告しますのでお忘れなきよう。
仕事柄、住宅資金についてのご相談を多くいただきますが、
贈与税相続税についてみなさんの関心は高いと感じますよ。


安達:相続税の心配までしないといけないような家づくり・・・うらやましいですね。


奥:国としても、家を建ててもらって消費拡大を狙っていますからね。
今年度は1500万円、来年度は1000万円の非課税枠を設けていますので、
親御さんからの援助が受けられるという方は、ぜひこの機会に検討されては?と思います。


安達:キチンと申告して、いい家を建てて欲しいですよね。


奥:そうですね。時間になりましたので続きはまた来週。